「第5回ツクってアソぶハッカソン」受賞者インタビュー③ シーズン2 (えび & Comet & magochansan & レインボーブリリアント)さん

2023.12.26

2023年8月17日から25日にかけて「第5回ツクってアソぶハッカソン」(通称ツクアソ)が開催されました。

今回のテーマは『大人のカンニング』。
「カンニング」の解釈をどうするかが肝となるテーマでしたが、安定の個性爆発ぶりで、皆さん楽しい作品を見せてくださいました。

さて、第5回も恒例の受賞者インタビューを行いましたよ。

今回は、優秀賞を受賞したチーム「シーズン2」の5名によるインタビューです。

シーズン2さんの「蚊ン忍具」は、モスキート音を使ってモールス信号を送るというアプリでした。試験監督には聞かれずにクラスメイトにだけに分かる信号を送るという発想が画期的でユニークです。

「試験のカンニング」という非常に学生らしいストレートな発想ながら、モスキート音を使うというギミックが大変面白い作品です。モールス信号を解読できないと全く役に立たないという絶妙なふざけ具合も高評価でした。

第3回ツクアソでは別チームで参加していたメンバーが、リベンジで挑んだ第5回。見事に優秀賞を獲得!開発過程からものづくりへの思いを楽しく語っていただきました。学生らしいフレッシュなインタビューです!


シーズン2さんのプレゼンは 00:22:13 〜



「シーズン2」メンバー
えび さん
Comet さん
magochansan さん
レインボーブリリアント さん

──── 優秀賞おめでとうございます。
一同:ありがとうございます。
──── 今回学生チームはシーズン2さんだけでしたね。ツクアソのことはどこで知ったんでしょうか?
えび:なごはち経由じゃなかった?
magochan:僕は大学の先輩のレインボーブリリアントさんに誘っていただいて。
レインボーブリリアント:ツクアソのSNSから知りました。
──── ハッカソンには定期的に参加してるんですか。
レインボーブリリアント:自分とmagochanはそんな感じです。
えび:僕は初参戦でした。
Comet:僕は別のチームで第3回のツクアソに参加しています。そのとき学生賞をもらったんですけど、最優秀賞取りたいと思っていたところにもう一度先輩から声をかけてもらったんで、参加しました。
えび:強くなって帰ってきた。
(一同笑)
Comet:「大阪府立たまごかけごはん」のチーム名で。
──── 「癒しの猫八さん」ですね。今回は別チームで優秀賞ゲットなんですね。あらためておめでとうございます。
Comet:ありがとうございます。
(第3回ツクアソ「大阪府立たまごかけごはん」さん学生賞受賞インタビュー)
──── みなさん同じ大学の方なんですね。サークルの仲間ですか?
えび:学科繋がりですね。情報学科です。
──── 今回のテーマ「おとなのカンニング」、いかがでしたか?
えび:アクの強いのがきたなと。そう思ってたら、discordに「あ、これ僕のやつや」って発言があって(笑)。magochanだったっていう。
──── まさかの身内でしたね。発案者がいたことで、スムーズアイデアが出たとかそういったことは。
Comet:発案した割には何も考えてなかったらしくて。まじかよってなりました。
えび:とりあえず投げてみたんだな。
(一同笑)
──── 開発の過程はどうでしたか?
えび:夏休み中だったんで、しっかり時間取ってやれました。僕が最初に機能を何となく決めて、UIに依存しない部分の機能を他の3人に実装してもらう傍ら、僕がデザインを作って、そのあとでフロント、みたいなスケジュールをなんとなく決めて。あとはエンジニア部門で各自どれをやるかを決めてもらって。全体的には完全オンラインで進めました。
──── えびさんがプロダクトオーナー的にざっくり決めつつ。
えび:僕は、デザインはしたんですけど、機能周りなんかは本当にみんなで、わいわいやりながら決めました。
──── オンラインでの作業ということですが、ツールは何を使われたんですか?
えび:基本はdiscordのテキストで、たまにボイチャですね。
──── 画面見せたり動きを確認したいときは適宜つないで。
えび:そうですね。
──── アイデアが出て、形ができて、実際に作り始められたのはどのぐらいだったんですか?
えび:作り始めたのは結構早かったと思います。
レインボーブリリアント:割と早くアイディアが決まったんで。1日目の夜には実装に取り掛かったと思います。
──── かなりスムーズですね。開発の時間もブラッシュアップの時間も十分にあった感じですか。提出はどのくらいでしたっけ?
えび:そんなすごいぎりぎりではなかったと思うんですけど。
Comet:とはいえ期限の1時間前まで微調整はしてましたね。
──── アプリを作る中でこだわったポイントを教えてください。
えび:僕は、普段もデザインのインターンをしているので、UIは気合い入れて作りたいと思ってました。「大人の」なので、それなりに洗練されたデザインにしないとって思って。あと、機能面では「ぎり使えない」ぐらいを攻めたかったですね。めちゃくちゃ便利だとあれなので。
レインボーブリリアント:そうなの? 私は実際にカンニングができるように、電源偽装モードで画面が完全に真っ暗になるように工夫したり、いろいろがんばりましたよ。
(一同笑)
──── 実にツクアソらしいこだわりですね。このネーミングはどうやって決まったんですか。
レインボーブリリアント:ネーミングはmagochanさんが考えました。magochanさんは普段から変な当て字でしゃべってるんで、そのノリで出てきたんだと思います。
えび:内側から滲み出てきた。
(一同笑)
──── みなさん、今回のツクアソ、参加してみていかがでしたか?
えび:短期でのチーム開発自体が初めてだったので、お祭り感というか、わいわいやりながら短期間で密度高く作るのがすごく楽しかったです。またやりたいです。
Comet:2回目の参加だったんですけど、前回は大学1回生で、あんまりスキルもなくて、いろんなことに関われなかったんです。今年もいろいろ先輩に助けてもらってたんですけど、前回よりは自分でできることも増えて、うれしかったですね。去年よりは成長できたと思ってます。
magochan:今回レインボーさんの発案で初めてReactを触りました。どう書いたらいいんだろうって調べて模索しながら書いてく感じだったんですけど、それが楽しかったです。日頃触ったことのない技術を使うきっかけになったのもすごく良かったなと思っています。
レインボーブリリアント:ひさしぶりにハッカソンに出たんですけど、やっぱりハッカソンって楽しいなって改めて思いました。また次回も出たいです。
──── ちなみに、他のチームで気になったものってありますか?
えび:ハード系は全部です。僕が一切ハードを知らないので。出てきた瞬間に「すげー!」って圧倒されちゃいますね。特に印象に残ったのは「スパイツール研究所」さんです。プレゼンのアニメーションとかも凝ってて感動しました。
Comet:僕もハードは知識ないんで、ハード系を2日間であれだけ組み立てるのはすごいなと思いました。
magochan:僕もハード系はすごいなと思います。一部コンセプトが被ってたのであせったりとかもしたんですけど(笑)。なんとかプレゼンで挽回できたので、よかったです。
レインボーブリリアント:私もハードですね。LINECLOVAを改造したやつが特に。私たちの作品は、技術的にすごいことやってるわけじゃないんで、プレゼンに笑いを持たせたりとか、そういうテクニックでやってるところがあるんですけど、LINE CLOVAのTakSanさんとか、純粋に技術力の高さで勝負してて。ああいうの憧れます。
えび:丑の日プロジェクトさんも、集合写真とロゴが出てきて、プロっぽい映像ですよね。ユニフォーム着ててすごいかっこいい。本気度の高さがすごいかっこいいですよね。
──── シーズン2さんはプレゼンが印象的でした。あれはどうやって作ったんですか?
えび:脚本は僕が書いたんですけど、写真入れるとかそういう演出はみんなのアイデアで、わちゃわちゃ話し合いながら作りました。
──── Zoomの反応も良かったですよね。ツクアソはプレゼンもかなり審査に響く感じがありますし。こなれた発表がすごくよかったです。
えび:ありがとうございます。大人感出すためにスーツ着たりした甲斐がありました。
(一同笑)
──── 次回はぜひ、最優秀賞にチャレンジしていただきたいです。
レインボーブリリアント:今度は3回目の参加になるんで、シーズン3にしようと思います。
えび:さらに強くなったCometに乞うご期待です。
(一同笑)
──── ありがとうございました!