2022年8月18日から26日にかけて「第3回ツクってアソぶハッカソン」(通称ツクアソ)を開催しました。
ますます盛り上がりを見せる第3回、今回もたくさんの方にご参加いただきました!
第3回のテーマも、第2回に引き続き、オープニングイベント内で実施した投票をもっての決定となりました。
テーマはこちら!
開発期限はテーマ発表から48時間後の、2022年8月20日(土) 20:00。指定の応募フォームから作品を投稿し、その中から、運営にてファイナリストを選定します。
今回、動作する作品はすべてファイナリストとなりました。
以下の19組です。
1. TSUKKOMI TEMPO!(チーム:テンポマスター(1人))
2. youtube rappid(チーム寿司ファミリー)
3. 金魚救い(意識中くらい)
4. ゴーグレ(チームお茶)
5. ぷちぷち。(Seitaro)
6. YouTube 6 view (石の上にも三年)
7. くるまっぷ(dp_hack)
8. インスタてバズる!キメ顔撮影カメラ(KのIT教室)
9. Rabbit Timer(ZEN SELECT)
10. BlockZombieSimulator(Fooping)
11. 坐禅Web(web-iot勉強会チーム)
12. オンライン会議の憂晴らしモアイビーム(TKTK360)
13. 僧じゃない(SHINKAI)
14. 眠れないのでコンピューターに 羊を数えさせた!?(TakSan)
15. Super Ultra Hyper Romantic Auth(NonStop)
16. 癒しの猫八さん(大阪府立たまごかけごはん)
17. because...(Pied Piper)
18. ソトネル(ユニバック)
19. リュック型延長コード(丑之日プロジェクト)
ファイナリストたちは、プレゼン大会を開催。コメンテーターと参加者全員で視聴し、その場で投票を行いました。投票数が一番多かった作品が最優秀賞となります。
それぞれ1組2分30秒のプレゼンテーションと、特別ゲストとして以下の3名のコメンテーターによる講評が行われました。
・株式会社ツクロア 秋葉秀樹さん
・株式会社ソニックガーデン 倉貫義人さん
・合同会社Have Fun Tech 曽根壮大さん
常連チームも初参加チームも互角に戦う今回、どのチームも相変わらずの完成度でした。プレゼンテーションのクオリティも流石!
結果発表
すべてのチームのプレゼンテーションが終わったら参加者全員によるオンライン投票が行われます。得票数が一番多いチームが最優秀賞となります。
ちなみに賞品はこちら。
最優秀賞:amazonギフト券10万円分
優秀賞:amazonギフト券5万円分
特別賞:作ったものにちなんだナニカ
学生賞:amazonギフト券1万円分
さて映えある最優秀賞は…
チーム「ユニバック」による「ソトネル」でした!
安心して野宿できるスポットを探してくれるアプリ。安全性、静けさ、人の多さなどから「寝やすい度」を星で評価してくれます。
行政などが発表している、犯罪件数から治安ポイントを算出しているそう。まったく意味のない予約機能があるというのも面白い設定です。
動画を用いたクオリティの高いプレゼンと、一見、何のズレもないように感じさせる異様なコンセプトに評価が集まりました。
次点となる優秀賞は、以下の3組でした。
SHINKAIさんの「僧じゃない」は、表示された画像の中から僧を探し、格言を受け、徳を積むというアプリ。僧じゃないものを選んでしまうと「違う、僧じゃない」と表示されます。格言は全ての人に与えられるようです。題材の独特な捉え方が非常に面白い作品でした。
丑之日プロジェクトさんの「リュック型延長コード」は、その名のとおり、両脇に電源の付いたリュックサックです。コードは最大10mまで延ばすことができ、同時に120台のスマートフォンを充電できるだけの電流に耐えられる仕様となっています。
「webアプリじゃない」「役に立たないはずが役に立っている」など、あらゆる「そうじゃない」が重なる秀逸さが高評価でした。
dp_hackさんの「くるまっぷ」は、経路検索アプリです。セグウェイ、竹馬、かご、プテラノドンを使った所要時間とルートが表示されます。
違う、そうじゃない。実は「狂まっぷ」であるという絶妙なウィットと、アイコンの可愛らしさも評価されました。
優秀賞から外れた中から、さらに投票によって選ばれた特別賞は、Seitaroさんの「ぷちぷち。」となりました。
画面いっぱいに表示されたあの「ぷちぷち」を延々つぶすことができる…はずが、なぜかマインスイーパが始まり、あっという間にゲームオーバーになってしまいます。
違う、そうじゃない。
シンプルな出オチ感が好評でした。
そして、特別賞の賞品(作ったものにちなんだナニカ)は、ぷちぷち一年分の予定でしたが、一年分の量がわからなかったので、ぷちぷち=いくらということで、「いくらの醤油漬け」「サーモンといくらの塩辛」をお贈りしました!
そして、学生として参加された方の中から選ばれる学生賞は、大阪府立たまごかけごはんさんの「癒しの猫八さん」に決定。
「日頃の疲れを癒す」というコンセプトの猫ゲームですが、スタートしてみると、サムネイルとはまったく違うあまり可愛くない猫に、辛辣な言葉をかけられたり、からかわれたり、反省文を書かされたりします。一見そうじゃないようですが、猫らしさの本質を捉えており、味のある作品でした。
* * *
今回は、テーマが一層難しく、「『そうじゃない』とは何だ?」と考え続ける審査となりました。プレゼンの時間があっという間に過ぎてしまうほど面白いプロダクトばかりで、モノづくりの良さ、技術の無駄遣いの素晴らしさを改めて感じました。
みなさんおつかれさまでした!
コメンテーターの感想
「そうじゃない」の解釈の仕方がたくさんあって、判定が非常に難しかった。「そうじゃないな」と思いながら、ずっと楽しめました。(曽根)
よくよく見ると、デザインがすごく良かったり、手間のかかっているものが多いなと感じました。テーマがテーマだけに、そこを評価しちゃいけない気がして粗探しをしてしまいました。良いもの作るということは楽しいものだな、好きだな、と思えました。(秋葉)
「あらびき団」のような、深夜番組を彷彿とさせるエッジの効いたものが多く、非常に楽しい時間でした。(倉貫)
最後に、「遊ぶ」の「A」をみんなで掲げての記念撮影でした。お疲れ様でした!
当日の様子は以下のリンクからもご視聴いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=LMMG9GITU5g
謝辞と次回の予告
参加していただいたプログラマの皆さん、コメンテーターの皆さん、賞品提供に協賛していただいた株式会社ソニックガーデン様、ありがとうございました。
半年ごとの定期開催を計画するツクアソハッカソン、次回は2023年2月開催予定です。
以下をフォローして頂けるとお知らせします。お楽しみに!
https://twitter.com/tsukuasohack