2023年2月9日から17日にかけて「第4回ツクってアソぶハッカソン」(通称ツクアソ)を開催しました。
すっかり定番イベントとなった今回も、たくさんの方にご参加いただくことができました!
テーマは恒例の投票制で決定。さて、今回のテーマは…
\どん!/
開発期限はテーマ発表から48時間後の、2023年2月11日(祝) 20:00。指定の応募フォームから作品を投稿し、動作する作品はすべてファイナリストとなります。
今回は以下の21組!!
- 飲めるくん(チームcoffee)
- スワロー(木本田)
- 水やりぱぉん~君(卒論オワタ!!!)
- 日本百名水 水娘!!(TEAM TT)
- ブロックゲーム "jOH-Hatsu"(ヴェルディ)
- Splatwash(ひげだるま)
- 砂漠の中心で「水」を叫ぶ(KitKat)
- 水差係長(ZEN SELECT)
- 神経水JACK!!(うぇっきー)
- ゆらぎの虚像空間(hank)
- デジタルししおどし リズムを刻め(インコーズ)
- HOT BOX!!(揃-SOLOE-)
- 寝耳に水!!(yasu)
- 水!!を生み出す装置「Uzurium」(ふーぴん)
- Water補Q(まーくん)
- みZoom(ユニバック)
- ChatMith(PiedPiper)
- ダムダムビーバーズ(おはようございます⏰💤)
- 水をぶっかけてやりたくなる事ってありますよね!!(TakSan)
- ハイドロップ(HtoO)
- すいちゃん(丑之日プロジェクト)
ファイナリストたちは、それぞれ2分30秒のプレゼンを実施し、コメンテーターと参加者全員が視聴。投票フォームに得点を記入していきます。
以下、3名のゲストコメンテーターによる講評も行われました。
・株式会社ツクロア 秋葉秀樹さん
・株式会社ソニックガーデン 倉貫義人さん
・合同会社Have Fun Tech 曽根壮大さん
自由度の非常に高いテーマとなった今回ですが、柔軟で驚くような発想も多く、充実したハッカソンとなりました。
プレゼンにみなさん力を入れていただいてありがとうございます!
結果発表
すべてのチームのプレゼンテーションが終わると、集計が行われ、得票数が一番多いチームが最優秀賞となります。
余談ですが、今回から新システムを導入し、より集計が効率の良いものとなりました。
ちなみに賞品はこちら。
最優秀賞:amazonギフト券10万円分
優秀賞:amazonギフト券5万円分
特別賞:作ったものにちなんだナニカ
学生賞:amazonギフト券1万円分
さて映えある最優秀賞は…
チーム「おはようございます⏰💤」による「ダムダムビーバーズ」でした!
ビーバーくんが木をかじってダムを作るというゲームアプリ。水、天敵のコヨーテ、台風などの妨害キャラと戦いながら、住処となるダムを作ることを目指します。
完成度が非常に高く、ゲームとしてきちんと成立しているというところが高評価。フォント、カラー設計、キャラクタなどグラフィック面もクオリティが高く世界観がしっかりと出来上がっている作品です。
次点となる優秀賞は、以下の2組でした。
ふーぴんさんの「Uzurium」は、モーターで回る磁石の磁力を使って、筒内の水に渦を発生させ、光の演出と組み合わせて目を楽しませてくれるインテリアアイテム。
オリジナルライティングのプログラム、渦と光のシーケンス制御による演出も巧みなものでした。
プロダクトの面白さはもちろん、プレゼンのクオリティが高く、シンプルながらしっかりアピールできているところも高く評価されました。
ひげだるまさんの「Splatwash」は、イカが墨を吐いて黒く汚れてしまった画面を、専用の放水デバイスできれいに掃除するという教育型ゲームです。
手持ちのゲーム画面にクロマキー合成用の映像を重ねて画面出力する仕組みで、ゲームプレイヤーと放水デバイスプレイヤーの2人1組で遊ぶことができます。
驚きのあるプロダクト制作に定評のあるひげだるまさん。今回も、箱型のコントローラーにわざわざ鍵を刺して回すというギミックに注目が集まりました。
さらに、より運営の印象に残った、きらりと光るプロダクトに与えられる特別賞は、
インコーズさんの「デジタルししおどし リズムを刻め」となりました。
かなり複雑なリズムも刻むことができる鹿おどし。メトロノームとして、またドラム代わりとして、他の楽器と組み合わせてライブ演奏を楽しむことも可能です。インコーズさんは親子ユニットで、中学生のMEMETANさんが主にプログラムを書いています。
メトロノームとして普通に実用性があるところが面白いとの評価。シュールで面白い、ポテンシャルがあり今後の展開にも期待できる、中学生がここまでプログラムを書いているところもすごいというコメントがありました。
そして、学生として参加された方の中から選ばれる学生賞は、H to Oさんの「ハイドロップ」に決定。
4種類の「元素ぷよ」を合体して、H2Oを合成していくゲームです。いろんな原子が登場して、水分子以外も合成できるところも面白いポイント。
馴染みのあるUIですが、発想が楽しく、デザインなども総じてクオリティが高く魅力的な作品でした。
* * *
今回は「水!!」というシンプルなテーマをどう解釈するのかが焦点となりました。期待通り、みなさん柔軟で面白い発想のものばかり。もはや商品として十分通用するようなクオリティのものがたくさん発表されました。とにかく楽しむのがコンセプトのこのハッカソン、今回も全力で一緒に遊んでいただき、どうもありがとうございました。
みなさんおつかれさまでした!
コメンテーターの感想
回を追うごとにクオリティが上がっていって本当にすごいと思います。今回も、ハードもソフトも両方見られてとても楽しかったです。次回も楽しみにしています。(曽根)
個人的に一番すごい回だなと思っています。ハードを使ったものも増えてきて、アイディアもクオリティもどんどん良くなっています。特に学生の活躍が目覚ましいのが嬉しいですね。若い人が面白いものを作ってくれるのは本当にわくわくします。参加者全員を心から労いたいと思います。(秋葉)
今回もユニークで面白いものが多いなと感じました。特に今回は、テーマのおかげがゲームが増えてきた印象です。ゲームはチームそれぞれの特徴がより生かされていて本当に面白く、ハッカソンの醍醐味が詰まっていて見ている方も非常に楽しめました。(倉貫)
最後に恒例の集合写真です。「遊ぶ」の「A」をみんなで掲げての記念撮影でした。お疲れ様でした!
当日の様子は以下からご視聴いただけます。
謝辞と次回の予告
参加していただいたプログラマの皆さん、コメンテーターの皆さん、賞品提供に協賛していただいた株式会社ソニックガーデン様、ありがとうございました。
半年ごとの定期開催を計画するツクアソハッカソン、次回は2023年8月開催予定です。
以下をフォローして頂けるとお知らせします。お楽しみに!
https://twitter.com/tsukuasohack