2021年8月20日から22日にかけて開催された「第1回ツクってアソぶハッカソン」(通称ツクアソ)。
「明日がちょっと楽しくなるサービス」をテーマに画期的な開発をしてくれた受賞者たちのインタビューを公開します!
今回は、優秀賞を受賞したチーム「web-iot勉強会チーム」さん。
明日のビールのワンコインつまみを楽しく選ぶというコンセプトで、Amazonから500円以下のつまみを勝手に選んで自分に贈るサービス「サプライズつまみ」。楽しさもさることながら、ビジネス展開も視野に入れられそうな可能性が評価されました。
web-iot勉強会チームさんのプレゼンは 00:32:14〜
「web-iot勉強会チーム」メンバー
加藤さん
大場さん
熊谷さん
──── web-iot勉強会チームさんはどういったチームですか?
加藤:3人のエンジニアのチームというか、一緒に勉強している仲間ですね。「webとかIoTのブログ」っていうブログサイトを作ってまして、そこを中心にアウトプットをしているグループです。熊谷くんは大学時代のサークル仲間、大葉くんは親戚です。2人ともエンジニアを目指したいということだったんで、それなら一緒に切磋琢磨して勉強していこうよ、という感じで始まりました。
──── 珍しい集まりですね。普段はどのような活動をしているんですか?
加藤:毎週火曜日にみんなで時間決めて集まって、テーマを決めて話し合っています。最近は勉強会というか、この「サプライズつまみ」を本気でプロジェクト化しようとしているので、その話ばかりで「勉強会」という形ではなくなっちゃってますが…。
──── そんなきっかけになって嬉しいです。「ツクアソ」についてはどこで知ったんですか?
加藤:会社で誰かが「こんなイベントがあるぞ」って言ってて、そこからですね。ちょうどハッカソンに参加したりして実績を積みたいと思っていたところだったので、すぐに申し込みました。
──── オープニングでテーマを最初に聞いた時どう思いましたか?
加藤:戸惑いましたね。ぱっとは何も思いつかなくて。
──── 「サプライズつまみ」のアイディアはどんな風に浮かんだんですか?
加藤:まず「明日楽しみだった体験って何だろう」と考えました。私、最近iPad Airを買ったんですよ。それが可愛くて仕方なくてケース買ったりペンシル買ったりそれに貼るラベル買ったりして。そういうものを今日注文したんだから今日は届かない。でも明日届く。それが楽しみだという話をしたら、熊谷がそれを発展させてくれました。我々は共通してビールが好きなので、「明日のビールを最高に美味くしてくれる何かがいいんじゃないか」と。じゃあそういうのを勝手に注文してくれたら楽しいね、みたいな感じで。
──── 制作の過程やかかった時間を教えていただけますか?
加藤:アイディアが固まるまでは2時間くらいです。Slackで。その深夜には具体的にどうやったらいいか仕様を決め始めました。土日はまとめて時間取って、コードは私がほぼ書いてしまった感じですね。詰まると相談したり、探し物を頼んだりしながら…。本当は勝手に注文までしてしまうというところまでやりたかったんですが、どうしてもそれができなくて、そこで仕様を見直して日曜日に…。
──── 締め切りの日の朝に「自動注文は無理だ」となったんですね。
加藤:そうです。本当はAPIを使ってパッケージ化したかったんですが、色々制約があって無理だなと思って、そうこうするうちに時間的に厳しくなってきて、間に合うようにしようと紆余曲折があって、あの形になりました。
──── スクリプトでの応募でしたね。男らしくて良かったと思います(笑)。感銘を受けました。
加藤:そこに面白みを持っていただけたのは嬉しいです。「できることをやる」じゃなくて「面白いものを作りたい」と思ったんです。できなかったらできなかったでしょうがない、やろうとしていたことを大事にしようと。何かしら開発に関して話す場があると思ってたんで、そこで「本当はこういうことやろうとしていて、やろうとした結果できなかったよ」という話ができれば、聞いてる人の学びになるだろうと。正直これはちょっと失敗したなって思ってたんですけど、ずいぶん意外な評価をいただいて…。
──── いや面白かったです本当に。ちなみにまだ開発を続けていらっしゃるとおっしゃってましたが、今後の展開はどうお考えですか?
加藤:はい、とりあえず商品を選ぶところをAPI化しようと思っています。あとは、アレクサを使って注文するところまでできたら。できるかはわからないんですけど、挑戦中ですね。
──── じゃあ将来「アレクサ、いい感じのおつまみ入れて」が実現するかもしれないんですね。ぜひ頑張ってください。本日はありがとうございました。