2022年2月17日から25日にかけて開催された「第2回ツクってアソぶハッカソン」(通称ツクアソ)。
「時からカイホウ(開放/解放)されるサービス」をテーマに独創的な作品を見せてくれた受賞者たちのインタビューを公開します!
今回は、優秀賞を受賞したチーム「意識中くらい」のインタビューです。
意識中くらいさんの「かわりみミーティング」は、テレビ会議中の自分の映像をループ動画(かわりみ)に差し替えることができるというツール。ループ映像を「かわりみ」にすることで、気づかれずに離席できるという画期的なアイディアが大好評でした。
意識中くらいさんのプレゼンは 00:44:43 〜
「意識中くらい」メンバー
pvcresin さん
shiso さん
salmoncode さん
──── 優秀賞おめでとうございます。ご参加くださりありがとうございました。「かわりみミーティング」はどなたのアイディアなんですか?
pvcresin:僕とshisoの2人です。
shiso:テーマが発表されて、当日にも少し打ち合わせしたんですけど、一旦寝てまた次の日にみんなで考えようってなったんですよ。それで次の日の集合時間にsalmoncodeくんが起きてこなかったと(笑)。それがスタートになって、なんとかネタとして着地させたってかんじですね。
──── ちゃんと動くように持っていけたのがすごいですよね。敢えてZoomを使ったのもすごくいいと思いました。
shiso:最初はGoogleMeetでいこうと思ったんですけど、うまくいかない部分がありまして、たまたま試したZoomで動いたので。
salmoncode:UIの問題ですね。カメラを取得するタイミングが、ユーザーの操作ごとにやっているか、読み込み時に一回きりでやってるかの違いで、決してZoomがセキュリティ的に問題あるってわけではないです。最近の、ブラウザで使うチャットってほぼWebRTCを使っているので、裏側のストリームさえ いじれればどちらでも使えるかなと思って、手近なZoomを選びました。
──── 3人の役割分担はどういうかんじだったんですか?
pvcresin:salmoncodeくんがWebRTCに詳しいので、コアな部分を主にやってもらって、それをみんなでモブプロするって形ですね。shisoくんにZoomのUIの操作や動画の作成を主にやってもらって、僕がUIやデザイン周りを担当しました。
──── 全体でどのくらいかかったんですか?
pvcresin:夜の8時にテーマの発表があって、その日にアイディア出しして、次の日の朝も集まって…。
shiso:2日目も大体20時ぐらいまでやって、その日のうちにコアな部分はとりあえずできたみたいなかんじですね。最終日にデザインと、機能追加できるかな、やめとこうかみたいなことを考えて。
──── チームの3人はどういったご関係ですか?
pvcresin:大学の同期ですね。
shiso:僕は1年浪人してるので、厳密には2人よりひとつ年上です。
──── いいですね、大学の同期でそういう友達がいるの羨ましいです。大学卒業してからも仲が続いているのがすごい良い。
shiso:在学中に結構ハッカソンにも出てたんです。今回はちょっと間が空いて、リハビリみたいなかんじになりましたけど、pvcresinくんから話をもらって。
──── どうですか?久々のハッカソンは。
pvcresin:楽しかったです。テーマが広くてアイディア出しとかも楽しかった。
──── 今回3つのテーマから投票で決まる形でしたけど、望んだテーマでしたか?
pvcresin:ばっちりでした。
──── 運営としては今回のテーマが一番難しいと思ってたんですが…。
shiso:その分遊び甲斐というか、一番広く考えられるテーマだと思いました。
──── 楽しんでもらえて何よりです。みなさん会社員ですよね。
pvcresin:そうですね、僕は金曜日は有給取りました。
shiso:僕とsalmoncodeくんは実は同じ会社の違う部署に所属しているんです。2人ともエンジニアで。
──── 実はいつsalmoncodeさんが変わり身になるかと楽しみにしてるんですけど…。
(一同笑)
──── salmoncodeさんあんまりしゃべらないから気になってるんですけど、変わり身になってますね?
(salmoncodeさん、「かわりみミーティング」使ってました)
salmoncode:結構長いこと変わり身してました(笑)
──── 素晴らしい。やっぱりバレないですよこれ。
(一同笑)
──── このハッカソンへの参加の経緯を教えてください。
salmoncode:見つけてきたのはpvcresinさんですね。
pvcresin:connpassで見つけました。
──── たまたま出てきたんですね。ありがとうございました。
shiso:一応前回の作品もどんなのがあったのか予習したんですけど、今回は参加者がすごく多いなと思いました。
salmoncode:学生がいたのも面白いですよね。
──── 物理的なモノを作っている人がいたり、バラエティーに富んでいて面白くなりました。決選投票もあって、本当に接戦でした。
shiso:「同票!?」ってなって、熱かったですね。ハッカソンでは、しっかりした技術とネタをどう折り合いつけるか考えるんで、今回もそれを意識して出来たと思います。
──── 最優秀賞に選ばれると思いましたか?
pvcresin:結構自信あったんですけどね(笑)。
shiso:賞は狙ってましたもんね。
pvcresin:ちょっと惜しかったですね。やっぱりプレゼンのインパクト力についてはシミュレーション不足でした。
salmoncode:取れると思ってました。
──── 実際他の参加者のプレゼンを見てどう思いましたか?
pvcresin:最優秀賞を僕、すごい気に入ってて。僕らはちょっと真面目な発表スタイルに寄せすぎたなって思いましたね。
salmoncode:いい時代になったなって思いました。YouTuberだったり、主婦と子供とペアでやってますとか、僕らがハッカソン参加し出した時は、本当に僕らみたいな人たちしか参加してなかったので、それがすごい良いなって。
──── ハッカソンも近年だいぶ参加者に幅が出てきましたよね。だからこそ面白い作品があって、我々も楽しかったです。
salmoncode:そうですね、楽しかったです。
──── ちなみに次回は8月です。今後2月と8月に定期的に開催しようと思っていますので、ぜひまたご参加ください。
shiso:はい。今まで1ヶ月くらい時間のあるハッカソンには結構参加していたんですけど、今回短い期間でやるのは初めてで、すごく良い刺激になりました。次回もぜひ。
salmoncode:参加したいですね。期間の長いハッカソンは、テーマも社会的なものが多くなるので、「作ることが目的です」って言い切っちゃってるのがいいな、と思いました。
──── ではまた、夏にお会いしましょう。
pvcresin:またお願いします。